自分が大変?まわりが大変?

アスペルガーには「自分が悩む人」と「まわりを悩ます人」がいます。

まわりを悩ます人の場合、本人自身は困り感を抱えていない場合がほとんどです。こうすると相手が困る、と知っていてわざとそうするわけではなく、悪気はなくても結果的にまわりを困らせてしまいます。

そのため、家族に「これはやめてほしい」「こうしてほしい」と訴えられると、「理不尽に責められた」と感じて不機嫌になってしまいます。

あなたのパートナーに当てはまるものはありますか?

  • ボロボロの下着や家着を捨てずに着続ける
  • 一足の靴を履き続ける
  • 肌触りが変わるのを嫌って洗濯させてくれない
  • 金銭感覚がおかしく、相談なくほしいものや高額なものを買ってしまう
  • 冗談や皮肉、比喩が通じない
  • 同じギャグを言い続ける
  • ほどほどにしなさい、適度に休んで、少しゆっくりしなさい、のようなあいまいな表現が苦手
  • 目の前のことをこなす、の「目の前のこと」という表現にひっかかるなど、言葉を言葉通りに解釈する
  • 異性関係が苦手
  • 白黒をつけたがる、損得で考える
  • いじめた相手をいきなり訴えようとするなど、困りごとへの対処が極端
  • 近くにいるときの距離が物理的に近い
  • 将来設計を考えておらず、場当たり的
  • 部屋が汚部屋化しているが、片付けられるのを拒む
  • 汚部屋でも、どこに何があるのかだいたい把握している
  • 多趣味で、それぞれの趣味のもののコレクションがあふれている
  • チーム作業が苦手で、ひとりでの作業を好む
  • 目の前で子どもが大泣きしていても、自分の作業に没頭する
  • 子どもが生まれても自分の生活スタイルを変えない
  • 天気やあいさつなどの定型的な会話はできるが、雑談が苦手
  • 雑談では、ニュースや知識を披露する

  • 会話の本質でない部分にこだわるので、会話が脱線する
  • 場違いなことをしょっちゅう言う
  • 相手に話が通じていなくても、一方的に話し続ける
  • 論破が得意
  • 夫婦なのに敬語
  • 家庭の会話がビジネス調
  • 口論や話し合いでは黙る
  • ケースバイケースが苦手
  • メールが長い
  • できないことに遭遇すると固まる
  • 笑いのツボが違いすぎる
  • 会話の返答が言葉遊び
  • 出かける直前まで作業をしていて、予定の時間に出られない
  • 時間感覚が不正確
  • 「終わり」の概念が不正確
  • 限界まで作業して、倒れるように寝てしまう
  • 寝室までたどり着けずに、リビングで寝てしまう
  • 歯磨きしない
  • 周囲が引くほどキレても、翌日にはケロリとしている
  • 子どもに大人のルールを強要する
  • 字が汚い
  • 提出物を期限までに出せない
  • 忘れ物が多い
  • 毎日持ち歩くバッグが異常に重い
  • 一緒に出掛けても先に行ってしまう
  • 買い物で、自分の気になる売り場に勝手に行ってしまい、はぐれる
  • 電車の音やショッピングモールの雑踏など、嫌いな音がある
  • 光に対する感覚が過敏
  • 苦手なにおいがある
  • 服のタグを取らないと着られない
  • シャワーのあとの水滴が苦手
  • 決まったタオルでしか身体を拭けない
  • 空腹に気づきにくい
  • 常に最悪の事態を想定している

アスペルガーの特性を社会的に活かしている人もたくさんいます

アスペルガーの特性によって、本人に困り感があったり、まわりの人をふりまわしてしまったりすることがあるため、一般的に発達障害はネガティブにとらえられることが多いと思います。

けれど、その特性が十分に発揮できる環境にあると、自分らしさを生かして社会的にうまくやっているケースも多々あります。例えば、「何かにのめりこんだら時間を忘れてとことん追求」し、その追求を「ルーティーンとして継続する」ことでまわりから突き抜けることができたり、「人の意見に左右されずに自分のアイディアを貫く」ことでベンチャー企業を成功に導いたり、「抜群の知識力」によって特定分野の第一人者になれたり、という人があげられます。

まとめ

日常生活やコミュニケーションで気になる姿の例を挙げてみました。

こういったこだわりは、本人自身もどうしたらよいかわからずに困っていたり、周囲の人を困惑させてしまうことがあるかもしれません。

しかし、アスペルガーを理解するうえで、こういった目に見える部分は、「わがまま」でも「わざと」でも「困らせるためにやっていること」でもないことを知ることが大切です。

また、脳の特性を効果的に活かして、自信をもって社会生活を送っている例もたくさんあります。