不貞行為とは

夫婦には配偶者以外とは性的関係をもってはいけないという貞操義務があります。この義務を守らず、配偶者以外の異性と自分の意思で性的関係をもつ、いわゆる不倫のことを、法律用語では「不貞行為」といいます。

この不貞行為は、継続的なものである必要はなく、酔ったはずみなど一時的なものであっても不貞行為になります。風俗店に通い続けている、不特定の相手との売春・買春もあてはまります。

対して、不貞行為とみなされないものとして、好きな気持ちはあって交際しているが食事だけのデートで性的関係はない、レイプなど意思によらない性的行為、別居後に性的関係を持った場合があげられます。

同性愛は不貞行為にはあたりませんが、民法上の「婚姻を継続し難い重大な事由」になり得ると解されています。

まずは証拠を集めましょう

配偶者の不貞行為が原因での離婚を考える場合には、離婚原因を補強する証拠を集めておくことが何よりも大切です。相手に離婚を切り出す前に、相手が第三者と性的関係があったことが明確にわかる証拠をしっかりと集めておきましょう。離婚を切り出したあとでは、警戒してセキュリティロックを強化してくることが多いです。

携帯やメールを見るのはモラル的にはいいことではありませんが、離婚事件は刑事裁判ではないので、事実上問題になることはありません。

不貞行為の証拠になるもの

  • メールやライン:性的関係をにおわせるメールなどの状況証拠も有効。画面や履歴を写真に残しましょう。FacebookなどSNSへの投稿が証拠になることもあります。
  • 浮気現場の写真や動画:顔がはっきりわかるように。日付も残すこと。費用はかかりますが、探偵会社に頼む方法もあります。
  • 帰宅時間、外泊、出張の記録:日記などに記録しておくとよい。
  • 電話、ETC、GPSなどの履歴:ほかの証拠と組み合わせることで有力な証拠になることも。
  • レシートやクレジットカードの明細:ホテルやレストランのレシートの記載事項が証拠となることも。

まとめ

配偶者以外の異性と自分の意思で一度でも性的関係をもつことは、離婚の事由になります。

不貞行為を理由とする離婚を考えるなら、離婚を切り出す前に確固とした証拠を集めておきましょう。