パートナーのことを何と呼んでいますか
突然ですが、私はある俳優のファンです。ですが、唯一気になってしまうのは、その俳優が奥さまのことを「嫁」ということ。俳優という職業柄、外に向けた発信のときだけかもしれませんが、「嫁」という言葉からは義娘というイメージがわいてしまうので、なんとなく違和感なんですよね。でも、ご本人どおしがその呼び方を気にいっているのなら、それが一番なのでしょう。
呼び方、いろいろありますよね。女性に対しては、妻・奥さん・家内・嫁、うちの女房という方もいらっしゃいます。対して、男性は、夫・主人・だんな、くらいでしょうか。お互いに、パパ・ママと呼び合うというのもありますね。ちなみに、我が家は「夫・妻」派です。
皆さんは、パートナーに「こう呼んでほしい」「こう呼んでほしくはない」というのはありますか? ふたりきりのときの呼ばれ方、ほかの人がいる場での呼ばれ方、それぞれあるのではないでしょうか。夫婦生活においては、そういったすり合わせも、とても大切です。
ASDでは、結婚してもパートナーを苗字で呼んでいるというケースもときどき聞きます。それも、お互いが納得していればいいと思います。
私だったら気になるなあというのは、夫婦関係が熟成してきたり、そういう言い方がいいと思っていたりという場合の、
家での「おい こら ちょっと」 外での「うちのやつ うちの あいつ あれ」などという呼び方(呼ばれ方)。
もし、そんなふうに呼ばれるのは嫌、と思うのでしたら、そうパートナーに伝えてみてくださいね。呼び方については、「婚姻継続に関する合意書※」で取り決めることもあるくらい、不満やストレスの原因となることが多いのです。
(※不倫・ギャンブルなどで夫婦関係がぎくしゃくしているけれど、いったんは修復を試みよう、という場合に、お互いが守るべきことを決めた合意書のこと。当事務所でも作成いたします。)
結婚生活においては、呼んだり呼ばれたり、という機会が頻繁にあるので、お互いが気持ちのよくて違和感のない呼ばれ方で生活できるといいですね。