リアル別居の前の民泊のすすめ
離婚前に別居する方は少なくありませんが、別居に踏み切るためには、準備も費用も、気持ちの面でも、大きな決断が必要です。
でも、
「まだ、そこまで腹をくくれない」
「離婚を切り出すかどうしようか、揺れている」
という感じの方にとっては、別居って
「離婚への第一歩を踏み出す」ように感じられて、
もう戻れなくなるんじゃないか・・・と、不安だったりしませんか。
そして、その気持ちをご両親にも相談できなくて、ご実家に戻ることもできない方、いらっしゃるのではないでしょうか。
そんなときに、おすすめなのが、「民泊」です。
個人の方が、空き部屋の一室と共用部分を貸していたり、戸建てまるまる全部借りられたり、ゲストハウスっぽかったり、といろいろありますよ。
お気に入りのエリアで探してみてもいいですし、自宅の近くの物件なら、生活圏が変わらないので、子どもの学校も通勤も通院も影響を受けずに、プチ別居が可能です。
民泊のいいところは、「暮らすように泊まれる」こと。
(Airbnbのキャッチコピーみたいですね)
本格的な別居のように、賃貸物件を契約する必要がないし、数日でも数週間でも、好きな日数を選べるし、子どものお弁当も作れます。コンロも食器も掃除機もないホテル暮らしでは体験できない「日常」を、夫がいなかったら・・・という視点で体験できるのが、民泊ステイのいいところ。
そして、夫のいない生活ってどんな感じ?を、疑似体験してみることで、いろいろな気づきが得られるかもしれません。
・生活音の違い
・自分だけ(自分と子どもだけ)のために買い物して、食事を作って食べる、ってどんな感じ?
・睡眠の質の変化は?
・生活リズムはどうなる?
・子どもの表情や雰囲気に変化はある?
・夫のいない空間、自分(と子ども)だけの空間、どう感じる?
また、
「人の気配がないほうが、集中できる」「ゆっくり考えたいときには、ひとりがいい」
という方にとっても、自宅を離れて、物理的にパートナーと距離を置くことで、今後のことをゆっくり考えるチャンスになるかとも思います。
リアル別居の前の、民泊ステイ。
誰もが可能、というわけではないでしょうけれど、そんな選択肢もあるんだ、ということだけでも知っておくといいかもしれません。