不貞行為の証拠集め
パートナーの不貞行為が発覚するきっかけとして、携帯電話があげられます。LINEやメッセンジャー、メールなどでのやり取りを見つけてしまったというケースです。それをきっかけに、離婚に至る夫婦もめずらしくありません。
協議離婚では、お互いの離婚の意思と離婚条件が合致すれば、離婚の原因を明確にしなくても構いませんし、どんな理由での離婚も可能です。ですが、離婚を申し出る際、または離婚の話し合いをしていく上では、相手(または自分)に、裁判上の離婚原因(裁判になったとしたら離婚が認められる原因)があるかどうかの意識は、持っておきましょう。
そして、配偶者の不貞行為は、裁判上の離婚原因のひとつです。
協議離婚の場合は、不貞行為の証拠が必ずしも必要というわけではありませんが、証拠があったほうが話し合いを進めやすくなるでしょう。
証拠の具体例としては、不貞があったことのわかるもの(メール・メッセージ・写真など)、不貞行為の相手が特定できるものなどが挙げられます。
また、その不貞相手は既婚者か、不貞が発覚した後別居に至ったか、不貞の期間などについても、できる限り特定できるといいでしょう。
証拠を入手するために、探偵を検討される方もいらっしゃるかと思います。ただし、金銭的な負担も大きいので、よく検討したうえで依頼するようにしてください。