発達障害の子どもを連れて海外駐在に同行する②
前回からのつづきです。 アスペルガーの診断を受けていた息子(小4)と定型娘(幼稚園年中)をつれてのアメリカ駐在が決まってからのことを書いています。
通級の先生に報告。なんと授業内容を動画にとってくれました
息子は普通クラスに在籍しながら、週1回の通級に通っていました。個別や少人数で、巧緻性や言語力を見てもらったり、みんなで運動や音楽をしたりしていました。
先生に引越しの報告をして、「できれば通級クラスでの様子を一筆書いてください」とお願いしたところ、動画を撮影してくれたのです。
内容は、ある1日のダイジェストで、朝のあいさつや一日のスケジュールの確認などからはじまり、個別でペグをやっているところ、二人組でやりとりしているところ、体育館での運動の様子などでした。
この動画は現地で一番効果がありました。日本の個別支援の内容に現地のスタッフも興味をもってくださり、食いついて見てもらえました。また、息子が本当に通級の対象だったことを示す証拠にもなりました。
動画とあわせて、便箋1枚の引き継ぎレポートも書いてくださいました。
成育歴を振り返ってまとめました
日本でもアメリカでも必ず聞かれるのが、成育歴です。生年月日、普通分娩だったか、出生体重と身長、はいはいや一人歩きなどをはじめたか、など、母子手帳に書かれているようなことをもう一度振り返ってまとめました。
それに加えて、赤ちゃんのころから特に目立ったこと(まったく寝ない、かんしゃく、嘔吐、感覚過敏、暗記や数字が得意など)もまとめました。病院の相談シートに書くようなイメージです。
WISC-Ⅲの結果シートを探しました
息子の時代はまだWISC-Ⅲでした。診断を受けた時にいただいた結果シートとコメントを探しだしました。
療育のために通院していた病院の先生が紹介状を書いてくれました
週1度、都立梅が丘病院の療育に通っていたのですが、ちょうど駐在の話が出たくらいの時期に、梅ヶ丘病院がなくなり府中の小児センターに移るということになりました。
うろ覚えですが、希望する人全員に紹介状を書いてくれたような気がします。我が家も、次の病院宛への紹介状をいただいていたので、念のためこれも持参しました。
続きます。