発達障害の子どもを連れて海外駐在に同行する③
駐在に帯同した小4の息子がアメリカで特別支援教育を受けるまでを書いています。
最初からご覧になるには、こちらから。
引き続き、日本で準備したことを書いてみます。
入学予定の学校を調べる
我が家の赴任地は田舎町で、住む場所も子どもが通う学校も決まっていました。LAなどの大都市やほかの国に行った人からは、学校選びから始めたという話もよく聞くので、学校の選択の余地がないのは、かえって楽でした。
アメリカの場合、ホームページに先生やスタッフが紹介されていることがほとんどです。うちの子たちの入学予定校を見てみると、
- Behavioral Intervention Classがある
- Intervention/ELA Teacherがいる
ということがわかりました。つまり、特別支援級が1クラスあって、ELA(英語が第一言語でない子のためのサポート)もあるのだな、ということです。
カリフォルニア州の特別支援の内容を調べる
「California special needs child support disabilities」などの検索ワードを適当に組み合わせて、州の規定を調べます。英語で検索することになるので、英語が苦手な方には難しいかもしれませんが、今はgoogle翻訳を使えばほとんど読めると思います。
現地で通訳をたのめるのかどうか、確認する
同じ会社で何人か駐在がいるようだと、渡米前に先に赴任しているかたにいろいろ質問できることが多いと思います。
私も先輩の奥さまに連絡先を教えてもらっていたので、現地で何か困ったときに通訳を頼むことができるのか、聞いてみました。学校との話し合いのときに、現地の学校システムに通じた方がいると心強いと思ったからです。カリフォルニア州の規定にも、保護者に言葉の問題があるときには通訳をオーダーできる、と書いてあったので。
ですが、小さい町なので通訳はいない、とのこと。自分の英語力だけが頼りだぞと覚悟しました。
すべての書類を英語にする
この作業がいちばん大変でした。育児や発達の英単語をほとんど知らなかったうえに、英語の書類をどんな書式にしたらいいかもわからず、暑い中の引越し準備も重なっててんてこ舞いでした。
※ちなみに、もし書類の英訳にお困りでしたら当事務所にご相談下さい。日英ネイティブの学生たちがお手伝いします
そんなこんなで、ようやく引越しの日を迎えました。
現地でやったことに続きます。