離婚と再婚データ、日米比較
アメリカでは、複雑な親子関係が多かった
10年以上前になりますが、家族でアメリカのカリフォルニア州に住んでいたことがあります。
驚いたのは、両親の離婚や再婚に伴う複雑な家庭環境な子どもが珍しくなかったこと。週末ごとに、1番目のママ・2番目のママ・3番目のママ(パパもいたかも)と長距離を移動していたり、複数の親それぞれ教育方針が違って子どもが混乱していたり。
日米の離婚率
ところで、日本とアメリカの離婚・再婚状況はどうなっているでしょうか。
まず、離婚率です。
一般的に離婚率は、人口1000人あたり「その年に婚姻した数」と、同じく人口1000人あたり「その年に離婚した数」を比較した割合のことをいいます。
【アメリカ】
婚姻率 14.9‰(←1000分の1をあらわす単位で、パーミル、といいます。)
離婚率 6.9‰
離婚率 46%
【日本】
婚姻率 4.1‰
離婚率 1.47‰
離婚率 35.8%
日米の再婚について
離婚後の再婚についてはどうでしょうか。
【アメリカ】
アメリカの女性は、離婚後、54%が5年以内に、75%が10年以内に再婚するといわれています。
【日本】
日本の再婚数は、「婚姻総数に占める再婚者の割合」として表されています。
その数値は、26.7%です。未成年者がいる場合、多くは普通養子縁組を行っているため、子どもには「新しいお父さん」「新しいお母さん」ができることになります。
※それぞれ、US. Dep. of Commerce, Bureau of Census, US. Marriage and Divorce rates by States:2011&2021、厚生労働省令和4年人口動態統計月間年報より
まとめ
両親の離婚・再婚に巻き込まれている子どもの数がいかに多いか、なんとなくお分かりになるのではないでしょうか。
夫婦間のトラブルでは、子どもが犠牲になっているケースが多いです。
別居・離婚・再婚などの際には、何より子どもの利益を第一に考えてくださいね。