がんばると無理するはまったく違うもんたい

今日読んだ、辻仁成さんの「84歳の母さんんがぼくに教えてくれた大事なこと」という本からです。

夜明けのセーヌ川とエッフェル塔

辻仁成さんのご両親は、お父さんがお母さんを略奪するような感じで結婚されたそう。そして、お父さんは、聡明で可愛かったお母さんのことを溺愛するあまり、お母さんを家に閉じ込めて、外出を制限していたそうです。

それでも、お母さんは、料理教室を自宅で開いたり、一から習った刺繡で開花し、自宅でお弟子さんをとるようになったり、と、境遇に屈せずに自分らしくパワフルに過ごされた半生だったということです。

表題は、そんなお母さんのことばです。

「がんばるは自分を大事にしながら意思を貫くために、自分のベスト目指し努力することたい。無理するというんは、自分を犠牲にし、自分のできる限界超えて人に尽くしてやること。無理せずがんばったらよか」

けっこう無理しがちな私には心にしみます。無理せずがんばる、の塩梅は難しいけれど、それも含めて無理せずがんばろう!と思うのです。