障がいがある子どもと「親亡き後」

障害のある子供の「親亡きあと」問題

今、「親なきあと」問題について勉強しています。

離婚をすると、当然ながら、お母さん(又はお父さん)がひとりで子どもを育てていくことになります。シンママ・シンパパ生活については、離婚前にしっかりイメージして、シミュレーションしていますよね。

でも、そのシミュレーションのなかに、「もしも自分がいなくなったら・・・」という想定は、入っていますか?

「自分に何かあるかもしれない」という不安を、無意識のうちに封印してしまう方、

「そうなることが、いつも怖くてたまらない」という方、

どちらもいらっしゃるようです。

確かに、そんなことは想像したくもないですよね。いったん想像し始めてしまったら最後、不安で押しつぶされそうになってしまう気持ちもわかります。

お子さまが発達障害をお持ちでしたら、その不安はなおさらのことでしょう。兄弟児へ負担をかけたくない、という思いも重なると、ますます心配ごとが増えてしまいます。「死ぬに死ねない」「子どもよりも1日でも長生きするのが目標」。これは、障害のあるお子さまをもつ親から、よく聞かれる言葉です。


「親亡き後問題」が難しいのは、福祉や発達障害や相続・終活など、いろいろな側面から多角的にサポートする必要があること。

たとえば、お金さえ残せれば不安は解消される、というわけでもありませんし、適切な支援機関をご案内できる体制があっても、残された子ども自身が、特性ゆえに「困ったときにヘルプを出すことができない」こともあります。

親も子どもも困らないためには、どうしたらいいのか。そんな「親亡き後」問題への漠然とした不安にお答えでき、知っておくべきこと、やっておいたほうがいいことなどを、しっかりご案内できるよう勉強したいと思います。