命は連綿と続く
相続人調査のお仕事をいただき、戸籍集めをしています。慣れない作業にバタバタしつつも、記載されている事項を丁寧に読みながら、戸籍をたどって、その方の人生をさかのぼっていく。
ある方の「出生」には、当然ながら、「父」「母」がいるわけで。
その父母の人生も、戸籍をたどると「出生」にたどりつく。
明治大正時代、なんて、今や教科書の中の世界だけど、その方たちの命が、今こうして私たちにつながっていることを、あらためて感じます。
みんな、生まれたときには家族が喜んだんだろうな。両親の願いを込めたお名前をさずかったんだろうな。戸籍に書かれているすてきなお名前に、思いを馳せます。
家督相続制度で、長男がすべてを背負っていた時代背景を想像してみます。
なかには、戦争でお亡くなりになった方。赤ちゃんのうちにお亡くなりになった方も。
戸籍を見ていると、自分の命の重さを実感しますね。そして、今この瞬間を大切に生きなくちゃ、と思います。