都営住宅のメリットとデメリット
細田守監督の映画が大好きです。中でも「おおかみこどもの雨と雪」が大のお気に入り。あのきれいな森の舞台はどこなんだろう、とネット検索していたら、すてきな情報を見つけました。
なんと、舞台となった富山県上市町には、映画に登場する古民家をイメージした公営住宅があるのだそうです!気になる方は、「白萩西部町営住宅」という名前で画像検索してみてください。立山連峰の雄大な景色と、ゆったりとした平屋建ての長屋が調和していて、すがすがしい光と空気につつまれておおらかに子育てができそうです。
なんてセンスのいい公営住宅なのでしょう!住んでみたくなりました。
ところで、離婚後の住まいに、都内でしたら都営住宅を考えていらっしゃるかたも多いと思いうので、そのメリットとデメリットを考えてみましょう。
都営住宅のメリット
- 保証人が不要(以前は必要でした)
- 更新料がかからない
- 家賃が安く、さらに収入による減免がある
- 自治が原則なので、自治会活動を通じてご近所さんと親しくなれる
都営住宅のデメリット
- 申込期間が年に4回しかない
- 抽選になかなか当たらない
- いつ入居できるか予想がつかないために、将来の予定が立てられない
- 人付き合いや自治活動が、精神的・時間的負担になることも
抽選に当選するのはかなり大変
このなかで、一番の特徴は「抽選に当たらないと入居できない」ということだと思います。
シングルマザーなどの「優遇抽選」では、抽選番号を連番で5つとか7つとかもらえるので、その分当たる確率はアップしますが、それでも人気の高い地区や物件にはなかなか当選できないのが実情です。抽選の結果は、まるで入学試験の合格発表のように都庁や区役所のロビーに掲示されるのですが、それをみるたびに「当たるのは難しそうだな~」と思ってしまいます。
なので、どうしても入居したい方は、築年数の経った物件や、駅からのアクセスがちょっと不便な物件など、過去の倍率が低いところを狙って申し込んだりしているようです。
都営住宅をお考えなら、申し込み物件を選ぶのにも戦略が必要そうです。当たったらラッキーくらいな気持ちで、早いうちから申し込みを始めてみるのもいいのではと思います。
詳しくは東京都住宅供給公社へ。チャットで問い合わせもできるようです。募集要項配布期間のあいだは、配布窓口に職員が来ているので、その場で相談することもできますよ。