整理収納アドバイザーから教わった、片づけられない人向け収納のコツ2
モノが多い夫の部屋の片づけに、整理整頓の達人に来てもらっていたことは先日お話しました。
その時に教えてもらった、お役立ちNo1のアドバイスは「見える収納に、仲間通しを、立てて収納」。
そして、No2は、「これから増えるものの収納スペースには、必ず空きを確保する」ということでした。
これ以上増える予定のないものは、今の量に応じた収納スペースがあれば十分です。夫でいうと、レーザーディスクや楽器など。
けれど、これからも増えていくもの、例えば、CD・本・雑誌・服・かばん・電子機器類などは、今あるぶんに加えて、将来買ってくるものの置き場所もある程度決めておいてあげる必要があるのです。
夫あるあるだったのが、「この一角に雑誌を入れよう」と思って収納し始めたけれど最後の数冊が入らない!ならば、と、入っている雑誌を一生懸命端に寄せて、入らない数冊を気合で入れ込んで「よっしゃ!入った」。
でもこれだと、きれいなのはこの一瞬だけ。次に1冊出そうとしたときに取り出しにくく、結局ばらばらとたくさん引き出して、戻すのも面倒で散らかったままになってしまうのです。
「片づけられない人にやさしい収納」は、取り出すのも戻すのもなるべく片手でできるシステム。なので、キチキチに入れているときの「左手で本を押さえて右手で出し入れをする」という動作は難しいんだよ、と教わりました。
それでも、空きスペースを見ると「ここには何を入れましょう」と質問する夫に、アドバイザーさんがおっしゃっていた「ここは将来の雑誌スペースです。今は『空気』を収納しているんだよ」という言葉は、それ以来我が家の収納のキーワードになっています。
ちなみに、片付けシステムを作る前には、「お仲間どうしをまとめる」という作業が必要でした(こんまりさんのやり方も同じですね)。自分たちでやるにはこの最初のハードルが高く、「全部出してしまってどうしようもなくなっちゃったら怖すぎる」という感じだったので、それを避けられただけでも、専門のかたにお願いしてよかったと思っています。
片付けには「片付け後の全体像をイメージする」ことが必要ですが、夫はそれが苦手。それをプロが支えてくれて(私ではなく、第三者というところがポイント)、険悪な雰囲気にならないのもよかった。
そんなこんなで、夫の部屋のものをお仲間ごとに分類していきました。
服が小山のようになることは予想していたけれど、小物もあなどれない。例えば「定規」「サングラス」「電池」など、ひとつひとつは小さくても、大集合するとお店の売り場のようになります。
夫は、こんなに持ってたんだ~ということを、ひとつに集めてみることで実感したのでしょう。全体像をリアルに「自分の目で見て確認する」ことが、夫のイマジネーション力を補ってくれて、結果「いるいらない」の判断がしやすくなったのだと思います。