発達障害の子どもを抱えての離婚

発達障害やグレーゾーンのパートナーとのお悩みを聞いていると、「実は子どもも発達障害で~」という方がとても多いです。(我が家もそうです!)

発達障害児の育児は、本当に負担が大きいですよね。心身共に・・・。子どもが小さなころは、寝かせる・食べさせる・お風呂に入れる・着替えさせる・歯磨きさせる、というような基本的なことをひとつさせるのにも、(私の体感では)100倍くらいの労力がかかるし、それが延々毎日続くわけで。。

泣いている赤ちゃん

少し大きくなって集団に入っても、いろいろな問題も起こるし、心配事も絶えない。先生との連絡や、ほかの保護者との関係などで、いつも「すみません。うちの子何かしましたか!?」という状態でいることのストレスも、とても大きいですよね。

子どもが大きくなっても、その年齢に応じて、形を変えた大変さがやってきて、いつになったら「ようやく手が離れた・・・」と思えるのか、先が見えない感じ、しませんか?

そして、「子どものことで、いつ何が起こるかわからない」という状態や、蓄積された疲労感などのために、お母さんがしっかりした仕事を持ちにくい、という状況も感じます。さらに、自分の仕事・自分の時間をとりにくいことが、「四六時中家庭と子どもに縛られている感」「自分の経済力がないことの寂しさ」にもつながっているようにも思えます。

育児というのは、究極のマルチタスクです。これは、発達障害をもっているパートナーの苦手とするところなんですよね~。さらに、「赤ちゃんが生まれた」という環境変化によって、「家での立場や役割が変わった」ということを「学んでいない」。(学ばずに察しろ、は難しい。。)

だから、育児で大変そうな妻が横にいても、今までどおりの生活を続けてしまうことも多い。そんなこんなで、こういう家族形態では、ワンオペ育児になりがちで、結果として、離婚につながることも多いのだろう、と私は思っています。

パートナーが発達障害を持っているときの離婚率は、そうでない場合の2倍とも3倍ともいわれています。うまくやっている夫婦ももちろん多いですが、もしアスペルガーやADHDのパートナーとの生活に疲れてしまった。。離婚したらどうなるのか知りたい、というときは、ご相談くださいね。